西成出身京大生。考えたことを共有するため、意見交換の下準備、知らない人に話しかけてもらうためのセルフメディアです。

今考えていることーデカルトとライプニッツに憧れてー

 僕は人生において、いろんなことがしたい。ゆえに中世の万能人と称される偉人たちに憧れるのは自然の流れである。
 デカルトライプニッツは哲学者として偉大な思想を残し、自然科学に多大な貢献もした。そして何より、デカルト演繹法を確立し、解析幾何を生み出した。ライプニッツ微積分を生み出した。彼らが生み出したものは人類の進歩に欠かせないツールであった。
 彼らが生きた時代はいわば自然科学というフロンティアの始まりの部分であったがゆえに、個人の知力・理性によって様々な分野で結果を残すことができた。だから、それから400年後の、科学が発展に伴い数多の分野に細分化したこの時代において、多分野で活躍する人というのは余程の天才だけである。しかも、情報技術の進歩に伴って科学の進歩はもはや手につけられないほど加速しているように思われる。中世の万能人のようになるのは不可能だ、と理性を持った者なら誰もが結論づける。
 研究者として人類の知恵の領域を拡大していくことに生涯を捧げる知的探求の人生に憧れた時期も僕にはあった(アインシュタインの伝記を読んだああとの二週間くらいだ)。だが、日々進歩する科学技術に貢献するためにはあまりに情報量が増えすぎていて、探求しているのか追われているのかわからないようなイタチごっこになることに恐れを感じたため、学者として生きていくのはやめた。
 そこで、僕がしたいなぁ、と漠然と抱くようになったのは、様々な分野のスペシャリストと協力して事業立ち上げから科学、アートの分野で活動することである。単純に言えば起業家、イメージを無理やり言語化すれば「多分野に貢献し、分野間の融合と相互作用をそれ自体で生み出し昇華する、万能知としての集合知」の原動力である。すごく曖昧なイメージである。
 この集合万能知の原動力となる、もしくは与えるための見通しを立てるために、僕は12月から2月初めまで読書とWIREDなどの情報サイトを通して各分野・業界の概観をつかもうとしてきた。また、自分を実験台にして、思考様式の観察と汎用思考ツールの研究・開発をしてきた。つまり、僕は分野に特化することをやめ、情報量に左右されない「思考」というものに特化することを選んだのだ。そしてその思考法の研究をできそうな唯一の大学は世界中でも京大の総合人間学部くらいだ。これからは思考の研究で見出したものを、ビジネスなどの現場で用いて行って実用化に寄せていくということをしばらくはやっていく予定だ。具体的な思考法などは、このブログにまとめて随時オープンすることで、多くの人に試してもらって実用化、汎用化を加速させたいと考えている。そう、集合知である。
 僕はたいそうなことを言っているのではない。最も柔軟に方向転換できるという点で僕に向いているスタイルのイメージをただ言語化しただけである。僕はこのイメージが、変化していく中でどうのような結果をもたらそうとそれは柔軟に受け入れようという覚悟はできている。もしかしたらイーロンマスクになれ得るかも知らないし、田舎に知的なユートピアを築きあげてゆったり過ごすかもしれない。要するに、世間からの評価、成功という相対的な尺度にとらわれず、自分なりの絶対性を持って、やりたいことをしていくのだ。僕の最も尊敬する人物であるアインシュタインのこの言葉を引用して僕の現状報告を締めくくろうと思う。
"Try not to become a man of success, but rather try to become a man of value. “
 
3月14日(2017)